商品説明
全国の不登校児童数は約13万人、1学年に2人の不登校児がいるといわれます。
20年以上、不登校児とその親に関わってきた著者は、不登校は心身の疲労が限界に達した子どもの「命と心を守るぎりぎりの選択」と語ります。
荒れる子どもと向き合うとき、親の心も千々に乱れます。
著者は親たちへもエールを送りつつ、なおも子どもの心に寄り添い、彼らの生きる力を信じてほしいと訴えます。
家庭で、社会で、これから不登校をどう受けとめていくかを考えさせられる一冊。
【目次より】
第一章 不登校の始まり(どの子にも起こる不登校/親がしがちなこと・してはいけないこと ……)
第二章 家族の戸惑いと悩み(お母さんの苦しさ/兄弟姉妹に続けて起こる不登校 ……)
第三章 本人の苦しみ(閉じこもり/昼夜逆転/不潔恐怖・入浴恐怖 ……)
第四章 外の助けを借りる時は(カウンセリングの効用と問題/医療の問題 ……)
第五章 命の力が芽ぶく時(肯定的な優しい眼差し/生きていればそれでいい……)
【ここがポイント】
・不登校の子を抱えるお母さん必読! 昼夜逆転、不潔恐怖、兄弟への対応……具体的なケースが盛りだくさんで、日々の悩みに参考になります
・お父さん、お母さんが癒されます
・著者の田中さんは本会の会員さんで、佼成カウンセリング研究所の養成講座を卒業されたカウンセラーです
現在も不登校の問題に悩む親子への相談活動に取り組んでいる。
【編集者コメント】
本書は、「こうすれば不登校は治る!」というマニュアル本ではありません。
しかし、不登校の子を抱えたお母さんにとっては、まずは子どもが元気に日常生活を送れるようになってくれることが第一歩。
そのために親ができること、心の持ちようについてなどが書かれています。
【著者プロフィル】
田中登志道(たなか としみち)
1950年茨城県生まれ。
京都大学文学部卒業後、地元茨城県の高校教師に。
1988年から20年以上にわたり、不登校の子どもを抱える親の会の活動に加わる。 2000年、不登校の子どもや親の交流の場としてフリースペースを開設。 2008年4月、32年間勤めた高校教師を退職。
著書に『マンガエッセイ 不登校かな?! と思った時に読む本』(佼成出版社)などがある。
備考